-----フユ。


気がつくと、口に出して名前を呼んでいた。

いつぐらいだろう…口に出して名前を呼んだのは。



逢いたい…逢いたい、‥逢いたい。


フユの声が聞きたい、触れたい…。



いくら想っても届くことのない想い。




今までどれだけ忘れようと思った、か


でも忘れることなんかできなかった。



連絡が全然取れなくったって
キライになれなかった。

フユ、今どこにいるの…?


場所を教えてくれたら、あたしから逢いに行くから‥!



どんなことでもするからっ…!





逢いたい………。