生まれて初めてオヤジに頭を下げた。
今まで、オヤジを父親と思わず、一人の他人と思い接してきた。
でも今はそんなこと言ってられない。
…アキと一緒になるためには、
アキを守るためには…おれは桜庭冬樹じゃないとダメなんだ‥っ!
「冬樹、頭をあげろ」
『嫌です‥!お父さんがおれを認めてくれるまではっ』
更に深々と頭を下げる。おれの真剣さを見てほし、いんだ…!
「もう無理なんだ、冬樹。葛城家との合併話は着実に進んでる。今さら変更などできん」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…