心地良い感触が、徐々に体のすみずみまで伝わっくる。


まるで時間が止まっているように…いや、世界が止まっているような感覚に陥った。



お酒の飲み過ぎで頭がガンガンする。

それとまた違った感じが頭に残っている。ポットするような…感覚で、何も考えられない。


『お前の吐息…エロすぎ。もうおれ辞められねえよ』



耳元で呟かれ、さらに赤面してしまったのがわかる。


その男は首元に顔を埋めて動かなくなった。

男の息が直に伝わってきて
くすぐったい。



抵抗したいのに、手が麻痺して動かない。

いやなのに…離れられない。



頭はイヤだと言っているのに

体はイイと言っている…。