帰ってタカシはすぐに寝た。



上も下も左右どこを見ても真っ白な場所にタカシは立っている。

歩き出すタカシ。

しばらくすると前に人が立っている。


タカシはその人に向かって走りだす。

いくら走っても

走っても、その人との距離は縮まらない。

走って走って走って


気付くとその人は消えている。


タカシは目を覚ますと汗だくで夢を見ていた事に気付く。
記憶を無くして以来こんなにも鮮明に見た夢は初めてだった。