運命の恋~先生を抱きしめたい~

「月…?月城…って……?
あの…月城の子供かい?」


「うふふ・・・
そうなんです~~」


「ほ~ぉ~おまえたち結婚したんだ。」


「すみません。
お知らせしなくて・・・・。
二人で海外で簡単に式あげて
帰ってきてからも仕事が忙しくて~」



「そっか~
いいカップルだったからな~
みんなが憧れてたな~」

岡島先生はなつかしそうに
目を細めた。


母はそれを見ながら
急に寂しそうに言った。


「昔の話です・・・・・。
時は人を変えてしまうから。」



岡島先生はそれを察したように


「人生いろいろあるよ。
長いんだから・・・・・。
その時々でやれること一生懸命
やればいいさ・・・・。
夫婦なんていうのは
そんなものだよ。」


そう言うと母の肩を叩いた。


「やれること・・・・」
母はつぶやいた。