運命の恋~先生を抱きしめたい~

「なんであんなクソおもしろく
なさそうな学校に行く?」

琉仁が不思議そうに
いつも私に質問する。

「勉強ばっかだぞ、きっと。
ガリベンばっかで紅の居場所あんのか?」


「人は裏切るけど
勉強は裏切らないでしょう?
面倒なんだ。
人と付き合うの。」


「なんで俺と付き合ってる?」



「うふふ・・・
ほんと奇跡かも~」



「こんなに可愛い紅が
他の男に見つからないのも
ある意味奇跡だな~」



琉仁は、いつものように私を
ベットにひきこんだ。
「可愛い・・・
紅・・・・・俺のもの・・・」



琉仁を感じながら
私はどこか急激に冷めて行く


 知ってるんだよ
 ここに他の女も来てるの


シーツについた長い髪は
私のものではなかった。

最近長い髪の女は自分の存在を
アピールしていく・・・・・。

 知らないのは琉仁だけだよ・・・


平気で嘘をついてる琉仁が
あるいみ滑稽だと思った。


 うそつき・・・・

ここには本当の愛は存在していない。