運命の恋~先生を抱きしめたい~

空を見上げて

神様・・・・どうして
こんな形で
真理子を苦しめるのですか


俺たちが何をしたって言うんだ?


雨が涙を洗って
真理子の血を流して行く。


「誰か・・・・誰か・・・・
助けてください~~~!!!
助けて・・・・・うぉ~~~~~っ……」


俺は神がいるなら
憎んでやりたい


そう思った。


真理子の幸せをなぜ奪うんだ……



誰か・・・・・

「助けて・…助けてください~~」


やつらが逃げるように
仲間を見捨ててバイクを走らせた。



 許さない・・・・


もう一度抱き上げた
真理子の首がガクッと後に折れた。


「マリコ!!
目を開けて・・・・もう一度だけ・・・
俺を見て・・・・マリコ~~~~!!!」


 まだプロポーズ終わってないぞ


これから俺がおまえを
幸せにするはずだった・・・・
今頃 
笑顔のおまえの手をとって
あの先のレストランに
連れて行ってるはずだった。


夢だろ?
悪い夢だよな?


「真理子・・・真理子・・・・・」

何度呼んでも真理子の目は開かない・・・・


バイクの爆音が遠くなる・・・・