運命の恋~先生を抱きしめたい~

「お祝いの食事しよう。
レストランとってるんだ。」


「レストラン?」



俺はなかなか予約のとれないその店の
自慢をしながら
真理子に説明した。


真理子の父親には話してあった。


「俺さ、一度家に帰って
着替えてオシャレしてくるからさ
おとうさんにはお願いしてるから
待ち合わせしよう。
真理子もいつも可愛いけど
オシャレしてきて・・・・・」



「オシャレ?なんか
緊張するお店なのね。」



真理子の両親がにこやかに
近づいてきた。


「おめでとう、いい試合でした。」
父親が握手をしてきた。


「ありがとうございます。
俺も必死でした。
今夜のこともあるし・・・・」


「私たちもハラハラしました」
母親が笑った。



「え?なにを?」
真理子が聞き返した。