運命の恋~先生を抱きしめたい~

俺のアシストでユータが
ゴールを揺らした。


真理子の歓声が聞こえた。



二点目は仲間が頭を合わせて
ゴール


真理子の声だけを俺は
聞いていた。



三点目はユータが俺にパスをしてくれた。


「錬!!錬!!行け~!!」
真理子の声に


心臓ができてパンパンの足を
振りぬいた。


ゴーーーール


俺は真理子に向かって指を高くあげた。


試合終了一分前だった。
その時は・・・これから起る悲劇に
神様が与えてくれた
最後のチャンスだった。


GKからのボールをサイドで受けて
ユータにパスをした。
俺はゴール前に走り出して


シュートを打とうとした
ユータがゴール前でくれた
友情のパスを
完璧にゴール隅に決めた。


ピーーーーーーー


試合終了の笛


仲間たちが俺の上に次から次に
乗ってきた。


 勝った・・・・
 決めた・・・・・



今夜は真理子に
プロポーズする!!!