運命の恋~先生を抱きしめたい~

「それから~実は~
ビッグニュースがあります~
わがチームただ今
勝ち真っ最中で、あと二つ勝てば
道大会に出場権利が見えてきました」


みんなで一斉に拍手をした。

真理子は俺の顔を
キョトンとしながら見ていた。



「これも退院プレゼントで
みんなで驚かせるのに秘密にしてた
すごいだろ?
サトレンがしゃべりて~って言ってたけど
いい報告だろ?マネージャー~
んで その日はまりっぺもベンチ入りで
働いてね~」


ユータが言うと

真理子は手が痛くないのかと
思うほど拍手をして


「すご~い!!おめでと!!
楽しみにしてるから~」


そう言ってはしゃいだ。


仲間っていいって
思ってほしい

俺はいつも自分に壁をつくって
友達をつくれない
真理子がここで
笑う姿が可愛くて仕方なかった。