運命の恋~先生を抱きしめたい~

「安心して死ねないもん」


「死ぬって言うなよ。
未来に希望を持とうよ。」



「持ってるよ。
だけどね・・・・
もしかしたら死ぬかもしれない
そのとき
未練残すのすごくイヤだ。」



「俺は一緒にいたいよ。」



真理子を抱きしめた。


「このままだって私は充分
幸せだよ。
バツイチにしたら悲しいもん。」



「愛してるよ・・・・」



「錬・・・錬はあんなに嘆かないで
いつもどこかで覚悟してて
美佐ちゃんはきっと心配で
天国に行けないと思うよ。」



「うん・・・・
俺は絶対天国に行かしちゃる。」


真理子の頬をおさえて
何度もキスをした。