運命の恋~先生を抱きしめたい~

「かんぱ~い」


今夜は四人で乾杯した。


朝のショックからまだ
完全には立ち直っていない真理子だったが
少しづつ笑顔も見られてきた。


俺達はなるべく
当たり障りない楽しい
話を見つけて会話していた。


真理子にはまだ
俺がプロポーズをすることを
内緒にしている。


元気がないから
早く言ってやりたい


そう思っていたが
慌てるな・・・・
自分に言い聞かせていた。


気持ちよく酔いだした父親が


「真理子の花嫁姿が早く見たい。」
と言った。



「今はそれが一番楽しみだよ。」


目を細めた。