運命の恋~先生を抱きしめたい~

「もう一つね……
それは家族しか知らないこと…
あの後……
私は妊娠してしまったの……
あいつらの中の一人の男……」


その言葉に頭をなぐられた……




「かわいそうな命……
お腹にいると思うと変だった。
汚らわしい命なのに
私の中にいるって神秘な世界に
複雑だったけど
手術するしか解放される道は
探せなかった……」



俺は身体をおこして
紅を抱きしめた。


紅もまた声をげて泣く



「なんてこと………
可哀そうに……
どうしてそんな酷い目に
俺の大事な人が合わないといけないんだ」




悲しい泣き声が
部屋中に響いた



俺は俺の力を全部込めて
紅を抱きしめるだけだった・・・・