運命の恋~先生を抱きしめたい~

『ここで錬に伝えた言葉が
私の心そのものでした。
わがままを言わせてもらうなら……
その言葉を信じて下さい……
ありがとう
愛をたくさん……ありがとう』


紅の手紙だった


四角い箱が何かはわかっていた。
携帯電話が鳴った。



真理子の父親だった。


「今日紅ちゃん来てくれたんだけど
真理子の机に忘れ物していったんだ。
家のカギじゃないか?」



もう完全にこの状況がなんなのか
俺にはわかった・・・・



「バカ野郎!!!!」



俺は車のキーを持って
家を飛び出した・・・・


目からは涙が溢れて来て
手が震えていた・・・・・・


「どこへ・・・・・・」
途方に暮れていた・・・・



とにかく車に飛び乗った。