運命の恋~先生を抱きしめたい~

真理子は今日一日
たのしかったことを話してくれた。


「そんなに楽しいと思うなら
みんなに話しかけてみたらいいよ。
落合がそんな子なんだって
わかったら絶対友達増えるって。」


「いいの。
先生がいてくれたらいいから
ママもパパもいるし。」

にこやかな顔が
急に無表情になった。


「そっか~俺は落合はおもろいって
知ってるから残念だけどな~」


そう言い終えると
携帯が鳴った。



友人からだった。


「サトレン?俺 ユータだけどさ~」

ユータは高校時代のサッカー部の
チームメイトだった。



「なつかし~な~
どうした?」



「先生してんだろ?忙しいよな~?」



「忙しいよ、なんで?」


俺の顔を真理子がじーっとみるから
軽めのデコピンを喰らわせた。