運命の恋~先生を抱きしめたい~

「友達なら公園でひっくり返ってる」


「え?何の話?」



厳つい顔の中に人懐っこさが
感じられる琉仁……
生徒だとしたらいいところを
伸ばせば
リーダー的な存在になるだろう


しかし……


「俺の生徒に金を要求してきた」



「ごめん 俺わかんねーや
誰のことやら・・・・・」



「紅を傷つけた奴らって
言えばおまえはわかるのか?」


琉仁の顔付きが変わった……



「おまえ・・・・
なんで紅をそんな目に合わせた?
そんなひどいことよくも・・・・・・」

俺はもう耐えられなかった。



拳は琉仁の頬を殴りつけていた。


琉仁は体勢を崩し
吹っ飛んでいた。


「いて・・・・」