運命の恋~先生を抱きしめたい~

「今付き合ってる奴ら・・・
暴走族してるんだけどさ・・・・
俺の学校教えたら・・・・・・」

『マジ?んじゃ月城 紅 と一緒?』


『いたけど辞めたよ~
外国行くって突然だけど?なんで?』



『実は俺ら・・・
三人でまわしちゃったんだよね~』

ってヘラヘラ笑ってて


『なんで付き合いあったんだ?
超~~真面目な子だったけ……
そう言えば…あ!!何度かバイクで……
迎えに来てた!!デカイ音のバイク!!
あれやっぱアイツだったんだ?
人はみかけによらねーな~』



『それはアイツの元カレで琉仁でさ
琉仁とは別れたんだけど
最初はさ紅が琉仁にちょっかい出してる
って話でさ……
俺らの知り合いから紅に
痛い目あわせてやれって言われてさ~
琉仁の名前出して
連れ込んでめちゃめちゃ楽しんじゃったら
話が違ってさ~~~
そしたら急に逆ギレされて
あんときはマジ焦ったよ~いい女だったから
また・・・なんて思ってたけど
あれはかわいそーだったな~
でもまた会ったら……デへへ・・・
あの泣き叫ぶ顔がたまらない~』


得意げに話す男に仲間から


『やっておいて言うなよ』
ダメだしされて笑っている


『騒いだら警察に言うって言われて
ちょっとびくついたけど
もう時効だろ~~~』



「なんて話をしていたけど……
もしホントだったら可哀そうだったよ。
そんなことも聞いて
ヤダな…って思った……」


和弘は暗い顔をした。