運命の恋~先生を抱きしめたい~

三年の担任になって
毎日忙しく過ぎて行った。

進学高ということもあって
初めての経験に自分が戸惑っていて
いろんな刺激を覚える毎日だった。


真理子はリハビリをして
びっこをひきながらでも
自分で歩いて学校に来ていた。



先生と生徒として
今までと何も変わらず



真理子は今のところ転移も認められず
とりあえず病の手から逃げてはいるが
定期的な診察と検査は
継続して続いていた。


学校で仕事を終え


今までと違うことは


『今 終わったよ。
これから帰るから 少し顔を出していくね。』


帰るコールをすることだった。



『おつかれさま~
待ってます~~早く会いに来てね。』



真理子とのメールだった。