運命の恋~先生を抱きしめたい~

今どきめずらしい親子関係だった。


友人のいない真理子は
母親を友人としていろんな話をしていたようで

俺に恋してることや
学校のことを
いつも話していたと言っていた。


父親も同じで


「まさかこんな形で
先生にお会いするなんて
思ってもいませんでした。」


そう言って廊下の椅子に座りこんだ。



「娘の一方的な想いで
ご迷惑なのは承知ですが・・・・
なんとか落ち着くまで
力つけていただきたい……
私たちを助けて欲しい………」


そう言って母親は
俺の手を握った。



「僕にできることはなんでも。
大事な生徒です。
遠慮なんかやめてください。
一緒に真理子さんを支えて行きましょう。」



そう言って手を握り返した。



病気をはさんで
俺と真理子は急速に近づいて行った。


俺は教師から男に変わる葛藤と
闘いながら


時は過ぎて行った・・・・・