運命の恋~先生を抱きしめたい~

私はいつしか錬に愛される快感で
頭からつま先まで
敏感に反応していた


「ありがと……ありがと……」


「何が?」

「こんなに幸せを……感じさせてくれて
ありがとう……」
私は漏れる息の中
錬に呼びかけた………



「俺の方こそ……
ありがとう………
一緒だよ…ずっとずっと……」

錬の息もどんどん荒くなる……



「一緒……いっしょ・・・・」



私は錬にしがみついた。

  離れたくない・・・・


ずっとこうして愛されたい
涙が溢れだす・・・・・

涙がしずくとなって錬の胸に
ポタポタ落ちた・・・・・。


「一緒に・・・・・行こう・・・」



初めて錬を見たあの光景を
思いだしていた。
恋人を抱きしめ泣き叫ぶ錬に
あんな風に愛されたいって
私は強く憧れてしまった・・・・

運命はつながっている

錬と再会した・・・・
錬は冷たい目をした担任だった


でも今私を抱きしめる錬は
熱い目をしてる
溶けてしまいそうなくらいの
熱さで私を愛してくれている……


「もうどこにも行くな」
その声を聞いて
私は眠りに入りこんだ・・・・



握られてた指は
朝目覚めるまで絡み合っていた