運命の恋~先生を抱きしめたい~

大きな手がそのハンカチをとって
くれて


「はい」と私の目のまえに出した。


「あ…すみません」


私はそう言うと
ハンカチを受け取って
その人の顔を見た。



「先生?」



その人も私を見て驚いている



「月城・・・・?」




二人の間の時がとまった。




「先生・・・・・・」
私はこの偶然に驚き動揺した・・・・



「紅ちゃん、彼は私の大学の友人なの
佐藤 錬 くん
高校の先生なのよ。」


 知ってます・・・・


私は先生からすぐに
目をそらした。



胸が苦しい

ドキドキってこの胸のときめき
先生なんだ・・・・・


会いたくなかったけど
会いたかった・・・・・


すごく会いたかった人