運命の恋~先生を抱きしめたい~

次に目が覚めた時

兄の顔があった。



「おにい・・・・・?どうして?」


「バカ!!!なんで連絡しないんだ!?
俺がこっちに来なかったら
おまえ…死んでただろ?
こんなに傷だらけで……何か
されたんだろう?」


兄の目に一杯の涙


「よかったのに・・・
死んでもよかったの・・・
干からびて
みんなに心配されながら
静かに死んじゃいたかった。」



私の目からも涙が溢れ落ちる



「ここは?」


「病院だよ・・・・・」



「そっか・・・・・
お兄ちゃん・・・パパを呼んで・・・
お願いしたいことがあるんだ。」



「かあさんが帰ってくるから
それまで待てないのか?」


「ママにも連絡しちゃった?」



「あたりまえだ!!バカ!!」


「どうして生きてるのかな…」


天井を見てもまだ視界はよどんでいる



 退学しよう・・・・

そう決意した。