運命の恋~先生を抱きしめたい~

情けなさで一杯だった・・・。


そんな人の幸せのために
琉仁の幸せな家族のために
どうして私が犠牲にならなきゃいけないの?


あの夜代わる代わるにされた
屈辱と暴力・・・・


行為は
愛する者たちが
愛を確認し合う素敵な行為のはず…



いつか先生と・・・・


そんなこと考えていた私が
滑稽に感じた。



初めてじゃないけど……



でも……
手足にできたあざは日に日に色を増した。



明日もいけない・・・・


先生に会いたい・・・・
声が聞きたい・・・・・



膝を抱えて
つまらないお笑いをじっとみていた。
一瞬でもいいから
私を笑わせて・・・・・・

救いを求めていた。