運命の恋~先生を抱きしめたい~

「なんか・・・バカげたことに
巻き込まれたのね私・・・・」


「警察には俺のさしがねにしてほしい」


琉仁の声も震えてきた。


「俺さ、次はきっとムショだからさ
ちゃんと償って
こっちに出てきたらいいとうさんになる
赤ん坊には母親が必要だから……
勝手なこと言ってるのは
わかってるんだ。
ただ子供を抱いたら
俺…なんか今までの自分が情けない」


そして声を出して泣きだした。


「ごめん・・・
ごめんじゃ許されないことだけど…
紅 本当にごめん
謝ってすむ問題じゃないけど…」



「考えさせて」f


私は携帯を切った。