運命の恋~先生を抱きしめたい~

教室の紅を忘れられなかった。


俺の視界の中にはいつも
紅がいた・・・・。


HRも授業も放課後も

俺は紅を見て話しかけている……


今まで気づかなかった。
あたりまえにしていた・・・・
紅の視線・・・・
紅の存在が・・・・・


今 自分にとって
どれだけ大事なものだったか


失って初めてわかった。



「俺って・・・大事なものを
失ってしまう人生なのかな……」


あの時
自分を好きかと聞いた紅に
答えてあげられなかった。


今なら言えるのに


「愛してる」の一言が・・・・