運命の恋~先生を抱きしめたい~

「早く治して出て来いよ。」
俺にも大人のプライドがある



「うん・・・・先生?」



「なんだ?」



「大好き・・・・
世界で一番・・・愛してる・・・・」


「わかった、わかった
そんなことばっかり言ってると
熱また上がるぞ。
おとなしく寝なさい。」


「はい。
先生・・・・私のこと
少しか気になる?
好きとか…想ったりする?」



「いいから
早くねなさい~
おまえがいないと寂しいよ。
ほんと…何かいつもの席から
おまえが見てないと
調子が狂うんだ。」



「ほんと?
休んでも私見てるから
イメージしててね。」


「軽口はいいから早くなおして
宿題忘れるなよ。」




「はいはい~」
最後の声が泣いているように
聞こえて


「大丈夫か?」



「うん!!先生の声聞いたら
早く会いたい~元気になったよ
じゃあね~先生~」



紅から電話が切れた。