運命の恋~先生を抱きしめたい~

「じゃあ…このまま私は
先生を待ってるから・・・・」



「約束なんかできないよ。
人間なんて明日どうなるのか
わからないんだよ。
それは俺がよく知っている・・・・。」


先生が私から離れそうになったから
私は強くしがみついた。



「おまえの気持ちは嬉しいけど
おまえのいる場所にだって
いろんな楽しいことがあるよ。
真理子もそうだったけど……
もっと青春を楽しんでほしい。
人とかかわることを楽しめば
月城とお似合いの恋だって生まれる。
おまえは俺を理想の王子さまにしてしまったから
本当の俺を全部理想にして
知らないから・・・・・・」





先生の言葉を消し去りたかった



私は先生の唇を奪った。


「ん・・・月・・・・」


固く結ばれた先生の唇は
先生の心だと思った。

私は心のカギを開けるように
先生の唇を静かに
奪い続けた・・・・・
心を温めるように・・・・
時間をかけて先生に語りかけよう


そう決心した・・・・・・。