運命の恋~先生を抱きしめたい~

「大声出すよ。
これ以上もうやめて・・・」



携帯が鳴った。


「ほら奥さんでしょ?」



琉仁がまたキスをしようとしたから
手のひらを私の顔の間にいれた。


「琉仁
いいの?叫ぶよ?」



琉仁はやっと私から離れた。



「明日から迎えに行く。」


「仕事は?」


「いかねー」


「そんなことしたって何も変わらない。」


「俺はおまえを取り戻したい。」


「先生とはなんにもない。
見てもくれない。
変な嫉妬ならやめてくれる?」


「あいつのせいだろ。
俺がこんなことになったの。」


「おかしいよ、琉仁・・・・
どうしてそんな考えなの?
子供をつくったのはあんたでしょ?
彼女を選んだのだって
逆恨みって言うんだよ?
パパになるんだよ?
しっかりしてよ・・・・・」

泣きそうになった。
またバイクで来られたら
私はもう学校にいけなくなる・・・・


先生に嫌われたくない・・・・
先生に会えなくなる・・・・


涙が流れた・・・・・