運命の恋~先生を抱きしめたい~

「かあさんにも新しい人生を
歩かせてやろうよ。
紅が大人にならないと
かあさん立ち直れないぞ。
俺もバックアップするし・・・・」



「こんなおっきな家に
私は一人になるんだよ。
ママだってずっと仕事するだろうし
ひとりぼっちだよ。」




「紅ももう大人だろ?」



兄はそう言って
自分の築いた居場所に戻って行った。



大人・・・・




中学生よりは大人



だけど・・・
私は愛に飢えている。


寂しくて誰かに抱いてもらいたかった。



先生・・・・
助けて・・・・・



そう叫んでいた。