運命の恋~先生を抱きしめたい~

「あれ~?紅じゃん?」


コンビニから出てきた顔に見覚えがあった。


「昇?」



「おう!!紅、ひさしぶりやんけ~」


昇は琉仁の友達だった。




「なんだ、ダサイ制服着て
金髪 紅 が懐かしいな~」



「ダサイの着て頑張ってるよ。
元気だった?」



昇は缶コーヒーを一気飲みした。



「元気だよ。
相変わらずこんなことしてるんだ。
もうすぐ卒業なのにさ~」



「勉強してください。
先輩。」





「先輩?あ~そうだったな。
そうだ、琉仁は学校やめたよ。」



「そう・・・・。」




「アイツもうすぐ結婚するっけ」




「え?結婚?」



私は驚いて大きな声を出した。