そんな俺の背中を
紅はおもいっきり殴った。


痛かった・・・・・


息がとまるかと思った。




俺の行動が紅を傷つけてしまった。
もっと教師として
しっかりケアするべきだった。



勇気を出したのに


紅の泣き声に罪悪感でいっぱいになる。



「好きなの・・・・
先生が・・・・忘れられなかった。
愛してるの!!!
私を見てよ!!!」




紅のまっすぐな告白に
頭が真っ白になった。



 愛してる?なんで?
 俺のどこを見て
 そんなことを言うんだ?



紅は何か勘違いしている



俺はそう思った・・・・・・。
でも心に響いたのは真実だった。