運命の恋~先生を抱きしめたい~

「先生、ありがとう。
コーヒー飲む?」



「あ、サンキュー」


先生は掃除機を片づけて
ゴミを玄関に持って行った。



さっきまでは悲しかったのに
私はこうして同じ空間に先生がいることを
喜んでいる。


 ママ暴れてくれてありがと


そんなことまで思った。



コーヒーはブラック
にがめが好き



 毎日でも上手にいれてあげるのに



「夕飯とかどうしてるんだ?」



「あ ママおいて行ってくれなかった」


「もう自分で作らないと
だめだぞ、嫁に行けないからな。」



冷蔵庫はからっぽ



「うわ~最悪だ~
何もないんだけど・・・・・」


本当に何にもなかった。