運命の恋~先生を抱きしめたい~

散々泣いて大きなため息を

フーーーーッとついた。



「落ち着いたか?」


「はい・・・ごめんなさい・・・」


どさくさにまぎれて
私は何度も好きって言っちゃった。


でもこの恋には
素直な女の子でいたい。

 いいや…ホントのことだし……



「それにしてもひどいな。
どうしたんだ?
月城が暴れたのか?」



「違うよ!!」


「さっきの背中のパンチも
すごかったからな・・・・」



「や…それは…とにかくこれは……」



私は本当のことを
先生に話した。


先生は複雑な顔をしたが
すぐに


「一緒に片づけてやるよ。」


そう言ってくれた。



無言で片づけ出して
リビングはキレイになった。


さすがに父の部屋の惨状まで
手伝わせられないから
リビングだけでも片づいてほっとした。