運命の恋~先生を抱きしめたい~

私も動揺していた。


両親の不仲にはなにかがあるって
思ってたから
それが……父の浮気だったなんて


父のこと見直したなんて
そう思ってたのに・・・・・・



どうしてそんなこと・・・・
この惨状を傷ついた母にさせたら
死んでしまうかもしれない。


私はジャージーに着替えて
髪の毛を一本に束ねた。



ゴミ袋を手にして
ゴム手をはいって

靴をはいた・・・・・・



「私がやるしかないか・・・・」



父の顔から画鋲をとった。



「パパのバカ・・・・」
そう言うと悲しくなった。


笑顔で微笑む幸せな家族写真の
修復はできないのかな……


涙が溢れた。