運命の恋~先生を抱きしめたい~

「食事いいって…」
おばさまが降りてきた。



「毎年のことだけど
錬くんは忘れるとこか
ひどくなっていってるな。」


おじさまがため息をついた。



「私も先生に挨拶して帰ります」


ニ階の階段をあがって
深呼吸をした。



ドアを開けると
先生はまだ横になっていた。


「先生……」


先生の体が動いた。


「帰ります。」



「今日は本当にすまなかった。
ダメなんだ・・・・・。
この日だけはまともな考えができなくて
恥ずかしいところ
見せてしまった。
学校ではあんなにカッコつけてんのに
とんでもないとこ見られてしまった。」



そう言いながら
起き上がった。