運命の恋~先生を抱きしめたい~

真理子さんは病気だった。


重い病気


だから本人もまわりも
真理子さんの命を奪うのは
病気だと思っていたから・・・・



それもふたりが
結ばれようとしていた夜


引きさいたのは
あの事故だった。


棺の中で婚約指輪をはめて
真理子さんは骨になった。



二人を知れば知るほど
絆の深さに胸が痛んだ。



でも・・・・
真理子さんはいない・・・・・



彼は今この世で一人ぼっちの
孤独と闘っている。


私はそんな彼の力になりたい



彼を孤独から早く
救ってあげたい


気ばかりが先にあせって
しまうが


もう私はまっすぐぶつかって行くしかない



そう思った。