運命の恋~先生を抱きしめたい~

「あら~錬くんったら
何も言わないから・・・・
いい先生でしょ?」



私は首をかしげた。



「冷たくて厳しくて
できれば担任は・・・・・って噂です。
数学はよくわかるようになりました。」




「先生が冷たい?
ほんと?
真理子の担任の時は明るくて
元気で熱い先生だったけど・・・・・。
これもきっと
真理子のせいね・・・・・・。」



「真理子さんは先生の生徒だったの?」



「今だからね。
真理子はずっと後から先生を
見ていたみたい・・・・・・。
片想いだったのよ。
私はいつも真理子から話を聞かされてたから。」



「ほら、あんまり話すと
錬くんに怒られるぞ。
紅ちゃん、内緒にしておいてよ。」



「あ…はい………」


彼と真理子さん


どんな恋をしてたんだろう……


二人が強く結ばれ過ぎていて
嫉妬してしまう・・・・・。