―2年前

大好きな人が居た。


1つ上でよく遊ぶし
メールもほぼ毎日していた。


付き合ってはなかったけど
手を繋いだり
キスをしたりしていた…


だから私は
向こうもきっと
私を好きでいてくれてると
勘違いしていた。



「俺、彼女居るんだよね…」


ある日言われた一言で
私の心は粉々にされた…


「どうゆう意味?……
だって…手繋いだり…
キスまでしてきたじゃん!!」


「あー…
ごめん、したかったからしただけ。」


ただの
性欲を満たす道具でしかなかった。



今思えば、
会う度に、「ヤろう」と
強引に迫られてた…



良かった…
あんな人間に
体を売らなくて…



「たく、もっと視野を広めてみ?…
たくにはもっといい人が見つかるから!!」



悦の言葉に
私は救われた。

それから
誰かを好きになる事は
なかったけど…


丹治君に会って
好きになりかけてた…


だから
その言葉を聞いて
解らなくなった…