「もーそろそろ帰るか、、、」



もう日が暮れてきた時、充兄ちゃんがふと呟いた。



あれからあたしたちは少しだけ話してからずっと景色を眺めていた。




「そうだね・・・充兄ちゃん!結婚おめでとう!!」



あたしは笑顔で言った。



さっきの沈黙の中、あたしは一人で頭を整理していた。


なんだか踏ん切りがついたみたい・・・


「俺が結婚するって言ったら千夏が拗ねるかと思ってたのになぁ、、、残念だよ!いつの間にか千夏はこんなに大きくなってたんだもんな・・・」




充兄ちゃんが急にしんみりしたもんだからあたしはどうしていいかわからなかった。