「千夏?」
ふと誰かがあたしの名前を呼んでいる。
振り向くとそこには・・・
「充・・・兄ちゃん・・・?」
「やっぱり千夏だ!」
充兄ちゃんは笑顔でこっちへ走ってきてあたしの隣へ座った。
「どうした?何か辛い事あったのか?兄ちゃんに話してみろ!」
充兄ちゃんがあたしの涙に気付いて言った
「大丈夫、、ちょっと泣いてただけだから・・・」
「そうか?まぁなんかあったらいつでも聞くぞ?」
そう言って充兄ちゃんは優しくあたしの頭を撫でた。
ずるいよ充兄ちゃん・・・
そんな優しくされたら言ってしまいそうになる。
充兄ちゃんが大好きだって・・・


