しばらくしてあたしが泣き止んだ。
「ありがとう。猛」
「おう。もう大丈夫なのか?」
顔をあげると猛があたしを心配そうな目で見ていた。
「うん。あたし帰るね!」
「じゃあ俺送ってくわ。」
「大丈夫だよ!!家近いしさ♪」
そう。
あたしの家と猛の家は徒歩2分(笑)
それに猛にもう心配かけちゃダメだしね・・・
「いや。送ってく」
猛・・・
「じゃあお願いしようかな?」
あたしは猛の言葉に甘える事にした。
「おう。じゃあ行くか。」
「うん!」
そしてあたしたちはみんなにばれないようにそっと抜け出してあたしの家にむかった。


