「悪ぃが…子供の事は暫く頼むわっ…後で必ず迎えに来るからよ」


そう言うとスーツのポケットから何かを取り出して此方に投げた。

受け取ったそれはクレジットカードと子供の保険証と…美咲の名前が入った母子手帳だった。

「仕方ねぇから暫く預かるが…絶対に迎えにこいよ」

“へいへいっ!!”それを言うと下まで続く木を降り始めていたが…何やら登ってきて言った。