それから10分位たった頃。 乱暴な車のエンジン音が近づき止まった。 雹が帰ってきたようだった。 部屋に入ってきた雹の背中には何かがおぶさっていた。 よく見ると小さな男の子のようだ。 (うっわ…ちっさくて可愛い…雹の子供かな) 男の子は眠っているので隣の部屋に寝かされる事になった。 「雹の子供…?可愛いね…」 親に似なくてセーフだね。