「身内って…お兄ちゃんだったの…ね。」 「うん。まーね」 さっきまで通りふざけたもの言い。 確かによく見ると…顔似てる? “コホンッ”と陵が咳払いをして話を元へと戻そうとした。 「話を戻しますが…何しに来たんですか…雹…。」 「んっ…あぁ…本題ね。お前に会わせたい奴がいてな…って…連れてくるの忘れたわ…」 “連れてくるわ”そう言うと慌ただしく外へと出ていってしまった。