「お嬢っ…!?」 声のする方に顔を向ける。 そこには、走ってきたのか息を切らせて立っている陵の姿。 陵の姿にホッとしたのか銃を持つ手の力を弱めた。 そのとたんに銃は雹の手によって奪われてしまった。 「ギリギリセーフかね。Niceタイミング…陵。」 陵はあたしの傍に歩いてきてあたしを落ち着かせるように優しく肩を叩いてくれた。 「…いい加減にして欲しいんですが…雹…?」