愛して欲しいのに…愛されなくて、苦しくて切ない片思いしてるっつうのにっ!! 何なのよ…本当に、この男っ! 苛々がピークに達した時だった。 「あんたみたいなお嬢には組長は100%無理だから辞めときな。…何も殺せないような綺麗な顔だからな」 雹の挑発するような言葉があたしを動かしてしまった。 あたしを監視する為にいる組員が手にしている小さな銃を奪い…雹の喉元に突き付けた。