「本当にお嬢さんは美咲にそっくりだねぇ…陵の元恋人に…」 雹は地雷を踏んだ。 あたしが一番大嫌いな言葉を口にした。 それでなくても…陵がいない&書類整理に飽きて苛々しているのだ。 「似てる…からなんだっていうのよっ」 「…それだけ似てれば陵から、愛されてるんだろうねと思っただけさ」 (…愛されてる…?このあたしが…?)