ドカドカと足音が響いてくる。 意外にも足音は少なく一人か二人位。 (このぐらいなら何とかっ!!) あたしを監視する為に控えていた二人はあたしを守るように位置をとった。 襖がガラリと乱暴に開けられた。 そこに立っていたのは…組員二人を引きずるように来た男。 見たことがないが…何故だか懐かしいような匂いがした気がした。