(もう…飽きたぁ…) 隣に座っている組員二人に視線を向ける。 陵は用事があるとかで出掛けて行った。 見張り二人を置いていった。 強面の顔でずっと見張られている。 (…眠いし、飽きたよ) 「ねぇ…疲れたから、肩揉んでよ…どっちか」 この際どっちでもいいから肩を揉んで欲しくて二人に言った。 んだけど…二人はお互いに顔を見合わせて勢いよく首を横に振った。