「な、何て事をするんですかっ!!」 此方に歩みよりナイフを奪おうとした陵。 (いらないのよ…こんな顔) 「いらないっこんな顔っ…美里と同じ顔があるかぎり…陵もあたしも苦しいっ!!」 もう死んでから3年が過ぎるのに…陵の思いが変わらないのは… 同じ顔があるからっ!! 陵が制止するのにも気に止めずもう片方の頬にナイフをあてたときだった。 陵が伸ばしてきた手が…ナイフを奪ってしまった